独学で苦労してきたこと 2

中学生になるまで

 四年生になってから社会と理科の勉強も始めました。小学生では量が少ないのでどちらも苦になりませんでした。とくに理科は工作が好きだったので得意でした。

 ちょうどこの頃友達の家に遊びに行き、初めてゲームと言う物を知りました。その他親が買った手塚治虫のマンガもあり、僕はゲーム、テレビ、マンガに夢中になっていきました。そして勉強している最中にマンガを読み出すなど、どんどん勉強がおろそかになっていきました。

 両親は基本制限をかけることを嫌いましたが、あまりにもなまくらな勉強ぶりにとうとうこれらの物を倉庫に片付けてしまいました。こうなると怒られた上に物をしまわれたショックでまじめに勉強しました。しかし解禁されるとまた怠け出しました。

 ベネッセの教材も一年ほどため込み、取るのをやめると言われて慌てて二ヶ月で終わらせたりしていました。付録が欲しかったのでやめたくなかったのです。

 こうしたことが数回あり、渋々勉強を優先するようになりました。しかし今度は手を抜いて素早く終わらせようと、カンニングなどをしたりしました。もちろんすぐばれて怒られました。今思い返すとかなりひどい子どもでした。僕が親ならあきらめるレベルです。

 そのうち少しずつ、まじめにやらないと後で大きなツケを払うことになると学習し始めました。中学生からはコツコツやろうと決心し、残っていた五六年の勉強を中学一年からなんとか半年で終わらせました。

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