独学で英語を学ぶ(続き)
小学6年生の11月になり基礎英語1が終わると、続いて基礎英語2を始めました。基礎英語1は父と一緒にやりましたが、基礎英語2になると完全に一人でやりました。初めはそんなことが出来るのだろうかと思いましたが、実際に行動してみるとそれほど大変ではありませんでした。多少変わる部分はあっても、基本は同じです。暗唱と書き取りを繰り返すことは変わりません。
中学生になると基礎英語2のほかに、『中学総合的研究 英語』、『語りかける中学英語』も使いました。基礎英語では習わない文法なども勉強できました。勉強をするときに、基礎英語だけでなくて別の参考書もあるとよりいいでしょう。もちろん軸に据えるのは基礎英語で、参考書は足りない箇所を補うような形になります。
基礎英語2は一年半弱、つまり中学2年生の春に終わりました。終わりが近くなると、次はどんな形で勉強をしようかと考えました。基礎英語1が終わったときには自動的に基礎英語2に移りましたが、今度はそうはいきません。きょうだいが使った教材を見たりして、『速読英単語 必修編』を使うことに決めました。文はセンター試験や大学入試などに出たものでかなり難しいですが、基礎英語で英語の土台は出来ていますし『中学総合的研究 英語』も大分進んでいましたのでなんとかついて行けました。現在(中学2年生の3月)は真ん中ぐらいまで進んでいます。基礎英語と同じやり方で勉強しています。この速読英単語で難しい文法に慣れ、これだと(基礎英語と同じやり方だと特に)単語も覚えやすく、たいへん役に立ちました。
昨年(中学2年生)の十月頃に英検準2級を受けることに決めると、まず、単語をどうにかしないといけないと思いました。文法は総合的研究と速読英単語のおかげでもう十分でしたが、単語は少し弱かったのです。そこで、『英単語の語源図鑑』を使って単語を覚えることにしました。単語を意味で覚えることができ、イラストもあり単語のイメージがしやすく、単語帳を作って繰り返し見たりノートに書いたり声に出して読んだりしたこともあって結構楽に覚えられました。こちらもまだ勉強している途中です。
英検対策として過去問はもちろんやりましたが、それ以外に、英語の本も読みました。まず講談社英語文庫の『グリム童話集』を読みました。それから書店で見つけたラダーシリーズの『エドガー・アラン・ポー名作選』と『ナイルに死す』を買ってもらいました。『ナイルに死す』はアガサ・クリスティーの作品ですが、ラダーシリーズだと易しく書き改められていますし(もちろんポーも)、日本語の話は知っていましたからまあ読めました。この二冊と一緒に『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』の原書も買ってもらいました。最も大きな理由はハリー・ポッターシリーズが好きだったからで、なかなか簡単には読めません。しかし、日本語の本と対訳にして読むといくらかは理解できます。現在は15ページほどまで進んでいます。それから、英検の一次試験が終わった後の話ですが、英語の本を読んでいるうちに面白くなって、ナルニア国物語の原書の全巻セットと星の王子様の英語版も買ってもらいました。ナルニア国物語の『ライオンと魔女』は現在(中学2年生の3月)、半分ほどまで読んでいます。原書を読みながら理解できているかどうかを日本語版で確認するやり方で読んでいます。星の王子様も読んでいる途中です。どちらも知っている話で、おおむね読めます。ちなみに、ここまで来ると英語の読書はもはや勉強ではなく興味深い読書です。
英語の発音記号も勉強しています。去年(中学2年生)も発音記号を勉強しようと思い、そのときは英和辞典の最初の方に簡単に書いてあった発音記号の表や解説を見て勉強しました。しかし今は発音記号だけを勉強するための本を使っています。
今では発展して難しい英語の勉強もしていますが、英語の勉強を始めたときから現在まで一貫していることがあります。読み書き、そして復習です。自分は英語の勉強においてたくさん復習をしてきました。読んで書いたことを復習することにより、そのことに磨きをかけて次の段階に苦もなく進めます。どんなに大変に見えることでも、現在では出来ないことでも、基礎をしっかりと固めて復習を繰り返し順番に進んでいけばいつかは出来るようになります。自分の英語力はひたむきに読んで書くことを繰り返したことで成り立っています。