読書と独学

本を読むことは学力を伸ばす上で重要な役割をしました。家に本がたくさんあったことや、学校に行っておらず他の子よりも時間があったこともあって、自分は幼い頃からたくさん本を読んできました。小さい頃は絵本なんかをよく読んでいました。小学生の低学年になると、グリム童話を全部読みたくなって、岩波文庫の『完訳 グリム童話集』(全5巻)を読みました。それからもう少し大きくなると、今昔物語を読破しようと思って、現代語訳で全10巻の『今昔物語集』(平凡社)を買ってもらいました。ですがそのときは、難しくて最初の方で読むのをやめてしまい、しばらくたって、今度は毎日数話ずつ読んでいくということにして読み進めていき、やがて読了しました。また、小学生の時に、『完訳アンデルセン童話集』(岩波書店)も全部読みました。自分は本を読むときに、「全部」というのが好きで、アガサ・クリスティーの推理小説も、1冊家にあったのを読んでみて面白かったので、100冊ほどあるクリスティーの小説を全て買ってもらいました。その他にもアルセーヌ・ルパンの本もほとんど全部読みました。エドガー・アラン・ポーの『ポオ小説全集』(創元推理文庫・全4巻)も読んでいます。それから外国の、子供向けに書かれた名作もいろいろ読みました。大人向けの文学作品も、本棚から惹かれたものを取り出して、しばしば読んでいます。

少し話が変わりますが、自分はタミル語という、南インドなどで使われている言葉を勉強していて、しばらく勉強していくうちに、南インドの文化が気になって、南インドに関する本を4冊買ってもらいました。1冊は『南インドカルチャー見聞録』(阿佐ヶ谷書店)という、南インドの町や伝統芸能、暮らしなどが書かれた本です。後の3冊はタミルの古典で、『ティルックラル』、『エットゥトハイ』(共に平凡社)、それに『シラッパディハーラム』(きこ書房)です。これらでタミルの文化を勉強しました。

その他にも様々な本を読んできました。とくに昔話はよく読みました。『世界の民話』(ぎょうせい)や福音館書店の『日本の昔話』(全5巻)などはお気に入りです。

Follow me!