[HS2]なぜ、ホームスクーリング?

ホームスクーリングというのは、学校へ行かずに、オルタナティブスクールなどにも所属せず、家庭を中心に勉強していくスタイルのことです。以前は「ありえない」存在だったでしょうが、少しずつ増えてきてはいます。

不登校からホームスクーリングへ移行するご家庭はたくさんあります。わが家は、不登校経由ホームスクーリングではなく、自主的ホームスクーリングです。ホームスクーリングを始めた理由は不登校ではないのです。自主的ホームスクーリングはまだまだ例外的な存在です。

自主的ホームスクーリングあるいは自主的オルタナティブ教育をやっているというと、学校教育を否定する思想を持っていると思われがちです。そのような方もいらっしゃいますが、わが家はそうではありません。

第一子のハルが生まれたのが2000年。ちょうどそのころ、日本中の大多数がインターネットをやり始めました。googleやAmazonなどが日本へきたのもそのころです。世界がインターネットを中心に大きく変わっていくだろうと、だれもが考えていました。その予想は今日にいたるまで、加速しています。

2003年ごろブログサービスが始まったことでネット上の情報量が飛躍的に拡大し、2009年ごろFacebookやTwitterといったSNSがネット上の社会を激変させ、2013年ごろにはスマホがデフォルトとなっていき、AIが様々な場面で使われるようになり、2020年コロナ禍ではオンライン授業、オンライン会議などオンラインで進捗させる局面が拡大しました。

そんな世界で、子どもたちはどうやって生きていけばいいのでしょう?

どんな分野でどんな仕事をし、どのような暮らしをしていくかを決めるのは親ではありません。本人です。ところがそれは、過去になかったものになっていくでしょうし、どんどん変化もしていくでしょう。予測さえままなりません。終身雇用が成り立たないだろうことは予測できました。大企業でも、10年先、20年先に存続しているかどうかさえわかりません。

用意されたレールに乗っていくという生き方は、危険極まりない。

自分の人生を自分で生きる。

いつの時代もそれが大事だったでしょうが、これからの時代、さらに大事なことではないだろうか。それをすごく考えました。

そのために「独学」ができるなら、たいへん心強い。

それなら、やってみよう。

「学校教育がだめだからホームスクーリング」ではなく「未来を生きるためにホームスクーリング」なのです。ネガティブな動機ではなく、ポジティブな動機だったのです。

ホームスクーリングは一般に親が教えるようですが、こんな思いなので、だれも教えません。完全独学です。サポートはします。けれども、学習内容を直接教えることはしません。

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