[HS7]必ず勉強ができるようになる

中学・高校の勉強は予習復習なしに理解できることはない、と断言できます。予習復習なしに理解できるなら、まさしく生まれつきの天才です。そんな人は東大・京大にもほぼいません。(ごくまれに天才がいるかも知れない)

東大・京大に合格する人が天才なのではありません。手順を踏んで勉強してきた人たちです。勉強が苦手な人は、間違いなく手順を踏んでいません。手順を踏んでいない人が手順を踏んでいる人と同じようにできないからといって、頭が悪いわけではなく、遺伝のせいでもありません。

手順を踏めばだれでも東大・京大に合格できるのか、というのは無理です。椅子の数は決まっているので、全員必ず合格という話はありえません。そうではなくて、手順を踏めば踏むほど、現在の自分より勉強ができるようになることは間違いありません。これはゆるぎない真実です。

手順というのは、簡単なことです。指導者の多くが同じことを言うと思います。反復です。これしかありません。[予習→授業→復習]は反復の形です。科目によって若干の違いはあるでしょう。英語や古典はあらかじめ単語を調べたり訳をしておくという予習が有効です。それ以外の科目は復習中心でいいでしょう。とくに数学は復習として多数の問題練習が必要です。定期試験の前にはさらなる反復が必要です。

反復、反復、反復。これに尽きます。

偏差値は、遺伝なのではなく、どのくらい反復するかという程度によるところが大きいと思います。だいたいの反復でOKにするか、しつこくしつこく反復するか。反復を徹底すれば、必ず成績は上がります。

ところで、反復と別に「理解」という局面もあります。理解がたらずとも、反復だけでも成績は上がります。理解を伴う徹底した反復なら、無敵です。

理解力を向上させるには、読み書きの力です。理解には言葉が必要です。言葉を使わない理解はありえません。

理解と反復については、第一子が生まれる前から当然のようにわかっていました。だから、第一子が生まれると同時に、読み書きの力を徹底しました。まずは生後6カ月から読み聞かせです。最初はふつうの読み聞かせでしたが、だんだんと昔話のもつ偉大な力に気づいて、昔話を増やしていき、第三子、第四子では昔話中心の読み聞かせでした。大量に読み聞かせすると、2~3歳ぐらいで自分で読み始めます。なおも昔話の読み聞かせ継続します。5~6歳ぐらいで書き写しを始めます。第一子は昔話でなくふつうの読み聞かせが中心だったので書き写しを始めにくかったけど、第二子、第三子と自分から進んで書き写しを始めるようになりました。これも昔話の偉大な力だと思っています。

昔話の読み聞かせと書き写しで、読み書きの力は大きく育ちます。どのくらい読み聞かせするか、どのくらい書き写しするかで、読み書きの力に差が出ることは当然です。わが家では、昔話の読み聞かせは親の力の及ぶかぎり、書き写しは原稿用紙1日1枚(中学終わりまでに4人とも3000枚は超えています)。小学生になるとかなり本を読むようになり、中学生ぐらいになると、そうとう難しい本でも平気で読みます。

読み書きの力の徹底で理解力は大丈夫です。すると、物事を考える力も自然とそなわり、そうなると主体的に生きられるようになっていきます。「自立」を経済的な側面で考える人が多いと思いますが、私は違います。「主体的に生きているかどうか」これが自立の目安です。

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