[まとめ6]完全ホームスクーリングと大学進学

[まとめ1]でホームスクーリングも大学進学も本題ではないと書きました。
「独学の力」はホームスクーリングや大学進学と連動しないものなので、書かなくてもいいことなのですが、無名の何もないオッサンがいきなり「独学の力」なんて言ったって誰も聞く耳を持たないでしょう。
なので、フックとして活用しています。

フックといってもフェイクではなく創作でもなく誇張でもありません。

子どもたち4人とも、小中高に1日も行かず、塾も習い事も皆無で、完全独学で勉強してきて、高卒認定試験に合格の上、三重大学、大阪大学、京都大学、京都大学に合格しました。第一子は三重大学卒業後、企業に就職しています。
当ブログでも拙著でも書きましたが、勉強はPCやインターネットをほぼ使わず、参考書とノート、というオーソドックスなやり方です。
「独学の力」で鍛えた読み書きの力が存分に発揮された形です。

大学進学は本人たちがそれぞれ望んだもので、親は強制していませんし、勧めてもいません。
ハル(第一子)は小1~小5と高卒1年半、ナツ(第二子)は中1~高2夏に長期間の勉強ブランクがあり、大学入試は異例な感じでした。
アキ(第三子)はブランク皆無、フユ(第四子)は小1で独学のスタートが遅れたものの、その後はブランク無し。
4人とも初年度は京都大学のみを受験しました(もちろん本人の強い希望)。
ブランクのなかったアキとフユが現役合格です。
ハルは3浪年齢の1浪です。
ナツは2浪ですが高校の勉強を始めて3年半なので実質現役のようなもの。

 

 

わが家では学歴獲得を完全無視していましたので、ホームスクーリングの過程で大学受験は(選択肢としてはあったものの)想定はしていませんでした。
4人とも大学進学に関心が無く、18歳あたりで高校の勉強を終えて社会に出るという出口戦略を描いていました。
いくら高校の勉強をちゃんとやっても、中卒学歴になります。

親としていろいろ調査もしました。
企業で採用に関わる立場の人と話してみて、完全独学でやってきたことに興味を示す方もいました。
もちろんそれだけで採用となるはずはなく、本人に会ってみたい、という感じです。
公務員や銀行、大企業等は就職が難しそうですが、ベンチャー、IT関連、中小企業なんかはもしかすると有利かもしれません。

あとは起業、自営業ですね。
そういうビジネスの勉強もした方がいいかもしれません。

次々回あたりで詳しく書こうと思っていますが、私はブルーカラーの仕事を尊重しています。
私自身、京都大学文学部を卒業したうえで、田舎に住んで、数年間土方(どかた、いわゆる建設作業員)に従事してきました。
ブルーカラーの仕事、現場仕事がいかに大切なものであるかを知っています。
人生、何があるかわかりません。
ブルーカラーの仕事ができるなら、非常に選択肢が豊かになります
ホワイトカラーのエリートには、ブルーカラーの仕事は困難です。
ブルーカラーの仕事を見下す人も多いのですが、できるものなら、どうぞやってみてください。
健康な体があって、体力があり、不定型な動きに対応でき、咄嗟の判断、危機対応も俊敏にできなければいけません。
スポーツとは異次元です。

わが家では、子どもたちがブルーカラーの仕事もできるよう、自然のなかで育てました。
これも次々回あたりで書きたいのですが、反脆弱性を育てるということです。
子どもたちは、困難なチャレンジをしたがります。
危ないこともしたがります。
可能な範囲で、できるだけ、チャレンジさせます。
少々のケガはいつものこと。

ホームスクーリングというと「社会性」もうるさく言われますが、大丈夫。
まさか家に閉じこもるような生活はしていません。
ブログにも拙著にも書きましたが、京都大学大学院教育学研究科、生活クラブ生協大阪、積水化学グループの活動を立ち上げ、子どもたちもフル参加。
その他、種々の活動、キャンプ参加など、学校に行っていてはとうてい無理だろうというぐらい精力的に多種多様な大勢の方々と交流を重ねました。

ホームスクーリングにあたって、子どもたちの意思は?というのもよく聞かれます。
子どもたちの意思に反して親がむりやり学校へ行かせないことを16年間も続けられるわけがありません。
小中学生では、地元の小中学校に在籍という形をとっており、毎年先生方と対面し、子どもたちの意思確認もしていました。
子どもたちがホームスクーリングをどう思っていたか、拙著に各人のコメントが載っています。

子どもたちが結局大学進学を望んだのは、変な言い方ですが「勉強しすぎたから」かもしれません。
アカデミックな対話、世界や人生についての対話や議論ができる友人を欲するようになってきました。
独学でできないことといえば、このような対話です。

子どもたちは自分がやってきた独学には自信を持っているものの、それが自己満足ではないか、世の中で通用するものなのかどうか、という不安もあったようです。
大学受験は格好の挑戦課題でもあったようです。
だから、推薦入試ではなく、フル科目の一般入試。
私立大学でなく国立大学(受験科目数がぜんぜん違います)。

大学へ行って子どもたちは、学校へ行っていた子たちは意外と社会性が低い(子が少なくない)と感じているようです。
そのポイントは意欲・主体性が低いことです。
もちろん、意欲旺盛な子もいますが、多数ではない。

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